オンライン塾ってなあに?
コロナ渦を機会にして、感染症対策で密をさけるためやオンラインの需要が高くなっていることから、塾や予備校のオンライン化が進んでいます。
オンライン予備校というものもありますが、オンライン予備校は高校生や浪人生が対象になります。
オンライン塾は、インターネット回線を接続されている環境であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットを使うことで講義を受けることができます。
ひとくちにオンラインと言いますが、オンライン塾にはいくつかタイプがあります。
・ライブ型オンライン塾
・映像授業型オンライン塾(オンデマンド型オンライン塾)
・個別指導型オンライン塾
・自習室型オンライン塾
ライブ型オンライン塾
それぞれのオンライン塾で特色がちがいますが、対面式の塾と同じように決まった曜日や決まった時間に、講師がライブで講義をおこなってくれるものがあります。
ライブ型では講義中に質問の時間などで、チャット機能や会話での質問もできるので、先生とコミュニケーションをとることもできます。
ライブ型では1クラス30〜40名で講義をすることもあるので、オンラインで同世代の子どもたちとつながることができるので、刺激を受けながら勉強ができます。
映像授業型オンライン塾(オンデマンド型オンライン塾)
映像授業型オンライン塾は、オンデマンド型とも言われることもありますが、事前に講師が講義内容を動画に録画してサイト上にアップしてあり、講義動画を見たいタイミングでみることができるものです。講義動画は見放題であるために、何度でも見返すことができます。
わからないところが出てきた場合は、その場で講師に質問をすることができないので、質問対応のサポートを利用してわからないところを教えてもらうことになります。
この場合質問に対しての回答が得られるまでには一定の時間がかかります。
個別指導型オンライン塾
個別指導型はマンツーマンで講師に指導してもらうことができます。
もともと個別指導をおこなっていた対面式の塾が、コロナ渦によって個別指導のサービスをオンライン化させたことにより、オンライン家庭教師の受講形式と近いものになります。
対面式の塾の個別指導は授業料がとても高めになりやすいのですが、それよりも受講料がリーズナブルで家計に優しくなります。
自習室型オンライン塾
オンライン塾の各会社で、入校した子どもたち対象に有料のオプションや、無料のサービスでオンライン自習室をひらいているところもあります。
各会社でおこなっている自習室では、全国の仲間とつながることができて勉強への意欲を出すことができたり、各会社のサービスの活用の仕方などを教えてもらうこともできるので便利です。
最近ではオンライン塾やオンライン予備校が提供しているものではなく、無料のオンライン自習室やYoutubeライブ配信などもあり、目標の宣言や報告ができるサイトも多くあります。
自分なりの勉強の仕方が確立されていて、自宅でも、同じ目標を志している仲間と勉強をしているという緊張感を持って勉強をしたいという場合にはとても最適です。
しかし無料のオンライン実習室にはプライバシーや悪質な出会いなどのリスクもありますので、信頼性のある無料オンライン実習室を選んで活用してください。
オンライン家庭教師とオンライン塾との違いと料金比較
オンライン家庭教師 オンライン塾
講師 遠方・画面越し 遠方・画面越し
場所 ネット環境が整っている場所 ネット環境が整っている場所
時間自由度 ⭐️4.5 ⭐️4.0
授業時間 30分〜90分 30分〜90分
月額料金 1万円〜3万円 1万円〜6万円
入会金 0円〜2万円 1万円〜3万円
オンライン家庭教師とオンライン塾の講師との距離感
どちらもインターネットを介して講師とつながる学習サポートサービスですので、パソコンなどの機器の画面越しになり、少し距離感が出てきます。
オンライン塾には個別指導型とライブ型と映像授業型がありますが、個別指導型とライブ型は講義の参加人数はちがっていても、リアルタイムで講師とつながっているので距離感はさほど感じない状況になります。
映像学習型は画面越しに、録画されている講義の動画を視聴するものになりますので、講師と直接コミュニケーションをとったり、関わるということはありません。
オンライン家庭教師とオンライン塾の受講可能な場所は?
どちらもインターネットが接続されていれば、場所は選びません。
オンライン家庭教師や個別指導型オンライン塾であれば、講義や勉強に集中できる場所であれば受けられます。
映像授業型であれば、スマートフォンにイヤホンをつけて動画を視聴することで、通学中の電車の中などでも見ることもできますので、さらに場所を選ばずに受けることができます。
オンライン家庭教師とオンライン塾の時間の自由度は?
オンライン家庭教師は事前に講師と授業日時を決めることで、短時間でも受講できますので自由度が高めになります。
オンライン塾は、受講したコースが個別指導型であればオンライン家庭教師と同様に授業日時の調整が必要となります。
ライブ型であった場合は、オンライン塾の時間割にしたがって講義が行われますので、講義日程に合わせて受講する必要があります。
映像型は見たい時に講義内容の動画を見ることができるので、自由度はとても高いです。
オンライン家庭教師とオンライン塾の1コマの授業時間は?
1コマの授業時間は、オンライン家庭教師もオンライン塾も大きな差はないようです。各会社によって、受ける授業内容や受講コースなどで変わるようです。
オンライン塾の映像型コースによっては1コマ20分野30分というものもあります。
オンライン家庭教師の場合はマンツーマン指導で30分という短時間でも対応してくれるところもありますが、オンライン塾では個別指導型の場合は50分以上が多いようです。
オンライン家庭教師とオンライン塾の料金の目安は?
オンライン塾では受講スタイルがいろいろあるために、料金もコースなどで大きな幅があります。一般的には受験対策コースの個別指導型のばあいは、月にかかる授業料金が高めになりやすい傾向があります。
講義も受けたコマ数で加算されていくところもありますが、映像型のばあいには見た動画数で加算されるものと、月額定額料金になっていて見放題になっているところとあります。
オンライン塾の各会社のシステムや、受けたいコースや、講義スタイルによって料金が大きく変化しますので、あらかじめ確認をしておくと良いでしょう。
オンライン家庭教師は受けた授業のコマ数で、1か月の授業料金が変わる料金形態になっているところが多くあります。
オンライン家庭教師とオンライン塾でかかる諸経費は?
諸経費でまずは知っておかなければいけないのは、入会金になりますが、オンライン塾では各会社で設定されている金額に幅があります。
入会金が高めのところでも3万円程度となりますが、シーズンによっては入会金〇円キャンペーンが行われていることもあるので、タイミングをみて入会を考えることをオススメします。
ライブ型オンライン塾や個別指導型オンライン塾であるばあいは、専用の教材を必要として別途教材費がかかることがあります。
会社独自の教材のため数千円でもとめられるものもありますが、悪質なところでは高額な教材を売りつけられることもあるので注意しましょう。
一般的には質問や相談をしたときの相談料は不要なのですが、時間外の相談は料金が発生するところもあります。またオプションコースとして追加料金がかかりますが、いつでも相談ができるコースを用意されているところもあります。
受け身になってただ講義を受けるだけになってしまいやすいデメリットをカバーするために、コーチングサポートがもうけられています。
勉強計画を立ててくれてり、苦手な科目の勉強方法を教えてくれたりと、勉強のやり方や取り組み方をサポートするものです。
各コースにセットされていることも多く、別途コーチング料として加算されるようです。
システム管理費が1ヶ月1000〜3000円程度加算されるのが一般的で、オンラインシステムを使う費用として受講料とは別途請求されることがあります。
各会社で解約金が発生するところが多く、料金は明記されていないところがほどんどですので、事前に確認をしておく必要があります。
オンライン家庭教師では受講料以外には、入会金、年会費、システム管理費、教材費、解約費などがかかります。
オンライン塾とはちがっていて、マンツーマンの個別指導が主になりますので、かかる諸経費は少なめになります。オンライン家庭教師によっては受講料以外かからないところもありますし、入会金や1ヶ月受講料無料というところもあります。
オンライン塾に向いている子どものタイプは?
・部活や習い事で忙しく時間を活用して両立したい
・すでに行きたい高校や大学など目標を決まっている
・対面式の塾よりも費用をおさえたい
・地方にお住まいで近くに塾や予備校などがない
部活や習い事で忙しく時間を活用して両立したい
個別指導型も多少の時間の融通はきくことがありますが、忙しい生活と勉強を両立したい子どもは、映像授業型を受講をすることで、時間の空きを見つけて勉強をすることができます。
個別指導型はオンライン塾のカリキュラムや講師の予定にそって、時間が調整されることが多いようです。
ライブ型はオンライン塾の時間割にそって開催されますので、反対に時間の融通はききにくくなります。各ご家庭の生活状況に応じてどのタイプの受講をされるかは、選んでいただく必要があります。
すでに行きたい高校や大学など目標を決まっている
有名高校や難関高校をはじめ、すでに志望大学を決めている子どもは、オンライン塾は活用のしがいがあります。有力な講師陣と特化したカリキュラムをそろえている上に、各種タイプの受講の仕方がありますので、選択肢の幅が広くてたすかります。
対面式の塾よりも費用をおさえたい
塾にかよわせたいけれど、一般の対面式の塾では受講料などの費用がかかりすぎてしまうとお悩みのご家庭もあります。一般の塾よりも費用を半額以上抑えることも可能になってくることから、オンライン塾はとてもお財布に優しい学習サポートになります。
地方にお住まいで近くに塾や予備校などがない
選べる塾や予備校が少ない地域にお住まいのご家庭は、目的に合わせたカリキュラムや講師を選ぶこともできません。オンライン塾であれば、インターネット回線がつながっていれば場所を選びませんので、安心して学ぶことができます。
まとめ
地方にお住まいのご家庭で近くに塾や予備校が少ない場合や、費用を抑えることができるオンライン塾は需要が高まってきています。受講の形態も選ぶことができるので、生活スタイルに合わせて受講ができます。受講形態によっては、講師とのコミュニケーションが思うように取れないというデメリットもあり、質問をするための有料オプションを追加しなければいけないこともあります。
オンライン家庭教師は個別指導がメインになりますので、受講スタイルと料金形態がシンプルでわかりやすいことが多いです。
オンライン塾は、選べる幅が広いからこそ、十分な精査をして選ぶのが良いでしょう。
コメント